管理部門歴20年の視点で解説する 三世代のお金管理

親の通帳が多すぎる問題銀行口座を整理するときの考え方と注意点

※この記事は2026年2月時点の制度を前提に書いています。


親の通帳が多すぎる問題

銀行口座を整理するときの考え方と注意点

親のお金を確認しようとしたとき、
まず驚くのが「通帳の多さ」です。

  • 昔の給与振込口座
  • 定期預金用の口座
  • 地方銀行
  • ゆうちょ銀行
  • ほとんど使っていない口座

気づけば、5冊、6冊と通帳が出てくることもあります。

「これ、全部必要なの?」

子どもとしては、そう思ってしまいます。


なぜ口座が増えるのか

親世代は、

  • 金利が高かった時代を経験している
  • 銀行ごとに目的を分ける習慣がある
  • 解約することに心理的な抵抗がある

という背景があります。

「念のために残しておく」

この積み重ねが、口座の増加につながります。


口座が多いと何が問題か

通帳が多いこと自体が悪いわけではありません。

しかし、

  • 残高の把握が難しい
  • 不正利用の発見が遅れる
  • 相続時に手続きが増える
  • 子どもが全体像をつかみにくい

という問題が生じます。

特に「全体像が見えない」ことが一番のリスクです。


いきなり解約しない

ここで大切なのは、

いきなり減らそうとしないこと

です。

整理とは、
すぐに解約することではありません。

まずは、

  • どこの銀行に口座があるか
  • 残高はいくらか
  • 直近1年の利用状況

を把握します。


整理のステップ

STEP1:一覧表を作る

簡単なメモで構いません。

  • 銀行名
  • 口座の種類
  • おおよその残高
  • 用途

これだけで十分です。

STEP2:役割を明確にする

例えば、

  • 年金受取口座
  • 生活費口座
  • 予備資金
  • 使っていない口座

と分類します。

STEP3:本人と話し合う

いきなり「減らそう」と言うと反発が起きます。

「どれが一番使いやすい?」
「今後も必要?」

と、対話ベースで進めます。


注意点

  • 公共料金の引き落とし口座は変更手続きが必要
  • 定期預金は中途解約の条件を確認
  • 凍結リスク(認知症など)も視野に入れる

焦らず、段階的に進めることが大切です。


整理とは何か

ここでも同じです。

整理とは、

減らすことではなく、
見える状態にすること

です。

口座が5つあっても、
全体像が把握できていれば問題は小さい。

逆に、2つしかなくても
中身を知らなければ不安は残ります。


まとめ

親の通帳が多いと感じたら、

  1. まず一覧化する
  2. 役割を整理する
  3. 本人と話し合う

いきなり解約しないことがポイントです。

通帳の整理は、
親のお金を見える化する第一歩です。

このブログでは、今後も実務目線で具体的な整理方法を解説していきます。

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