はじめに
年金収入のみであれば申告しなくてもよいかもしれません。
しかし、配当収入がある場合は
「課税方法の選択」が必要になります。
本記事では、
配当を総合課税で申告する場合の具体的な入力手順
を、実際の画面をもとに解説します。
今回は書面提出前提です。
モデルケース(佐藤さん)
・公的年金:110万円
・上場株式の配当:15万円
・配当は源泉徴収あり
この条件で、総合課税を選択して入力します。
年金と配当がいくらまでなら非課税になるのかは、こちらで具体例を整理しています。
▶ 親の年金と配当はいくらまでなら税金がかからない?
① 特定口座年間取引報告書がある場合
証券会社から
「特定口座年間取引報告書」がある場合は、
「はい」を選択します。

② 配当の課税方法は「総合課税」
配当所得の課税方法は
総合課税を選択します。

ここが最重要ポイントです。
③ 「補正する・追加入力する」を押す
選択後、
「補正する・追加入力する」
を押して内容を確認します。

黄色の注意表示について
黄色の表示は、
証券会社からダウンロードしたxmlデータを
読み込んだ場合に表示される案内です。

今回のように、
・書面提出
・xmlを読み込まず手入力
の場合は表示されません。
出ていなくても問題ありません。
④ 一般口座や支払通知書がある場合
特定口座以外で配当を受け取っている場合は、
「特定口座以外の内容の入力」で
「はい」を選択します。

⑤ 配当等に関する事項の入力
「配当等の支払通知書」がある場合は
「はい」を選択します。

種類は通常
「上場株式等」
課税方法は
総合課税
を選択します。

⑥ 計算結果の確認
正しく入力すると、
次のように表示されます。

還付される金額
22,972円
なぜ還付になるのか
配当15万円は、支払時に
20.315%
約30,472円
が源泉徴収されています。
しかし、総合課税で計算すると
・年金110万円
・配当15万円
を合算した所得に対して税率が決まります。
さらに配当控除が適用されるため、
結果として所得税相当分が還付されます。
※ 住民税は、各自治体から後日還付されます。
ここが実務のポイント
源泉徴収されているから終わり、ではありません。
申告しなければ還付は受けられません。
年金収入のみと思っていた方でも、
配当収入があるなら一度試算する価値があります。
書面提出の具体的な操作が不安な方は、こちらの記事をご覧ください。
▶ 親の確定申告|e-Taxを使わず書面提出する手順(令和7年度版)
書面提出の制度整理は、こちらで解説しています。