管理部門歴20年の視点で解説する 三世代のお金管理

親の状況把握|まず通帳から確認する実務の進め方(銀行・証券・年金・保険)

最初にここで止まる

親のお金の整理や確定申告を進めるとき、
最初に手が止まるのはここです。

「何がどこにあるのか分からない」

通帳はあるが用途が分からない。
証券口座があるのかも曖昧。
年金の書類も見当たらない。

この状態で進めようとすると、
整理も申告も止まります。

原因はシンプルです。

状況を把握する前に、次に進もうとしているからです。

本記事では、

・どこから見るか
・どう広げるか
・どこまで分かればいいか

を実務目線で整理します。


最初にやることは1つ

最初にやることは決まっています。

通帳を見ることです。

なぜなら、お金の動きがすべて出るからです。

制度の前に、まず動きを見ます。


通帳で確認すること

通帳で見るのは次の3つです。

・年金の入金
・配当の入金
・保険の引き落とし

ここでやることは1つです。

収入と支出を分けること

細かく考える必要はありません。

・入ってくるお金
・出ていくお金

これを分けます。

ここまでできれば、次に進めます。


ここから全体を広げる

通帳を起点に、全体を広げます。


証券口座(配当の有無)

ここでよく止まります。

「そもそも証券口座があるのか分からない」

判断はシンプルです。

配当の入金があるか

通帳に配当があれば、証券口座はあります。

あとは

・証券会社名
・郵便物

で特定できます。


年金(収入のベース)

年金は必ずあります。

確認するのは

・振込額
・源泉徴収票

ここでやることは

年間収入を確定すること

この金額が

・税金
・社会保険

の基準になります。


保険(固定支出と見直し)

保険は最後で構いません。

通帳から

・引き落としの有無

を確認します。

ここで重要なのは、単なる把握ではありません。

保険は

・無駄に複数契約している
・営業のまま入りっぱなし

というケースが多いです。

実際に、
複数契約を1本に整理することで、
毎月の支出が下がることもあります。

この段階で

「必要かどうか」を見直す視点を持ちます。


実務でよく止まるポイント

実際に多いケースです。


通帳はあるが用途が分からない

迷う必要はありません。

入出金で判断します。

・年金 → 定期的
・配当 → 不定期
・生活費 → 頻繁

用途は後で問題ありません。

まず分類します。


証券口座が分からない

ここもよく止まります。

判断基準は1つです。

配当の入金があるか

これで判断できます。


書類が見つからない

これは前提として起きます。

通帳を基準に進めます。

全部そろうまで待つ必要はありません。


最後に全体像を整理する

ここまで来て初めて整理します。

親のお金は、次の4つです。

・銀行口座
・証券口座
・年金
・保険

この4つで

収入と支出の全体像が見えます。


判断基準

すべてを把握する必要はありません。

次の状態になれば十分です。


・収入の種類が分かる
(年金収入+配当収入+その他)

・口座の役割が分かる
(生活用・貯蓄用・投資用)

・どこに何があるか分かる


判断できる状態になっていること

これがゴールです。


確定申告とのつながり

ここで確認した内容は、そのまま申告につながります。

・年金 → 所得計算
・証券 → 配当と課税方法
・銀行 → 入金確認
・保険 → 控除

状況把握ができていないと、申告は進みません。


まとめ

親のお金の整理で止まる原因は1つです。

把握せずに進もうとすること

やることはシンプルです。

通帳を見る
そこから広げる
判断できる状態にする

この順番で進めれば、止まりません。

この記事をシェアする

記事一覧へ戻る

関連記事 Relation Entry