はじめに
親の確定申告は、
e-Taxでなければできないのでしょうか。
実際には、
マイナンバーカードがなくても書面提出は可能です。
ただし、現在はe-Tax推進の流れが強く、
画面の途中で迷いやすい場面があります。
本記事では、
書面提出を選ぶ場合の実務上の注意点を整理します。
操作手順そのものではなく、
「どこで迷うのか」「何を選べばいいのか」に絞って解説します。
書面提出は今も可能です
結論から言えば、
書面提出は現在も認められています。
確定申告書等作成コーナーでは、
提出方法を選択する画面が表示されます。
マイナンバーカードの有無にかかわらず、
最終的に「印刷して提出」を選べば、書面提出ルートへ進めます。
制度上、書面提出が廃止されたわけではありません。
e-Tax推進の流れで迷いやすい点
現在の画面では、
電子申告を勧める案内が表示されます。
「e-Taxが便利です」
「電子申告がおすすめです」
といった表示が続きます。
さらに、アンケートに回答しないと
次に進めない場面もあります。
ボタンが薄く表示され、
押せないように見えることもあります。
これはe-Tax利用促進のための導線です。
該当箇所に回答すれば、
書面提出の選択肢は必ず表示されます。
焦る必要はありません。
マイナンバーカードがない場合の対応
マイナンバーカードがない場合は、
・マイナンバー確認書類(通知カードなど)
・本人確認書類の写し(運転免許証や住民票の写しなど)
の添付が必要になります。
通知カードは、
記載内容が住民票と一致していれば確認書類として利用できます。
マイナンバーカードがないから申告できない、
ということはありません。
親世代は書面提出を選ぶことが多い
実務上は、
・紙で残したい
・電子申告に不安がある
・子どもが一緒に作成する
というケースが多いです。
その場合、
作成コーナーで申告書を作成し、印刷・郵送する方法が現実的です。
年金のみの方は公式入力例が参考になります
年金収入のみの場合、
国税庁が公開している入力例PDFがダウンロードできます。
年金のみであれば、
その流れに沿えば大きく迷うことはありません
配当があると入力内容が変わります
年金のみの入力例は参考になりますが、
配当収入がある場合は処理が変わります。
・配当所得の入力
・総合課税の選択
・源泉徴収税額の入力
・特定口座か一般口座かの違い
ここで迷う方が多いです。
特に、
特定口座(源泉徴収あり)の場合は
証券会社データを利用するか、自分で入力するか。
一般口座の場合は、
金額を計算して自分で入力する必要があります。
この部分は、
別記事で具体的に解説します。
まとめ
確定申告は、
操作が難しいのではありません。
どの分岐を選ぶかが分かりにくいのです。
・書面提出は可能
・マイナンバーカードがなくても可能
・配当があると入力内容が変わる
この3点を押さえておけば、
大きく混乱することはありません。
書面提出の具体的な進み方はこちら
書面提出ルートの画面操作を、
画像付きでまとめています。
アンケート画面や、
書面ボタンが表示される場所も確認できます。