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親の保険はここを見直す|無駄と相続を整理する実務の進め方

親の保険はここを見直す|無駄と相続を整理する実務の進め方

最初にここで止まる

保険の確認は、ここで止まります。

「保険はいくつか入っているけど整理できていない」

通帳には引き落としがある。
でも内容はなんとなくわかるくらい。
本人も詳しくは覚えていない。

この状態だと、

・必要かどうか
・残すべきか

の判断ができません。

原因はシンプルです。

保険を「契約内容」で見ようとしているからです。


最初に見るのは通帳

保険も最初は通帳から見ます。

確認するのはこれです。

・毎月、あるいは年1回の引き落とし
・保険会社名

ここでやることは1つです。

保険の存在を把握すること


次にやることは絞ること

ここでやりがちなミスがあります。

「全部の保険を細かく理解しようとする」

これはやりません。

まずやるのは

整理です。


保険は3つに分ける

実務では次の3つに分けます。


生活保障

・死亡保険
・医療保険

生活に関係するものです。


貯蓄型

・終身保険
・学資保険(ほとんどないと思いますが)

資産としての側面があります。


不明・不要候補

・内容が分からない
・目的が不明

ここが見直し対象です。


実務でよくあるケース


複数契約している

よくあります。

・営業で勧められた
・見直さずに追加

結果として

同じような保険が複数あることになります。

生命保険が何本もある、といったように。


この場合、

1本に整理できるケースが多いです。


本人が把握していない

これも多いです。

・昔入ったまま
・更新だけしている

この場合も

通帳から存在は確認できます。


無駄な保険が残っている

実務ではここが一番多いです。

必要以上の保障
使っていない保険

この状態は

そのまま支出になっています。


見直しの判断基準

ここで判断します。


・目的が説明できるか
・重複していないか
・今の生活に合っているか


この3つで十分です。


相続との関係

ここは重要です。

保険は

相続にも直結します。


・受取人は誰か
・保険金はいくらか


これによって

相続の分け方が変わります。

また、

・現金化される資産
・非課税枠の対象

として使われることもあります。


実務でのポイント

保険は
「把握」で終わりではありません。

・整理する
・減らす
・残す

ここまでが実務です。保険は、内容が分からないと整理できません。

そのため最初にやることは、
保険証券を集めることです。


・保険証券
・契約内容のお知らせ(毎年送られてくる書類)
・更新案内


これらを集めて、
契約内容を確認できる状態にします。


書類がない場合

実務ではよくあります。

この場合は次の順で対応します。


・通帳から保険会社名を特定
・郵便物を探す
・本人に確認する


ここまでで分からなければ、

保険会社に問い合わせれば確認できます。


ここでやること

この段階では、

細かく理解する必要はありません。


・どこの保険会社か
・何本あるか


これが分かれば十分です。


保険は、

内容を理解してから整理するのではなく

整理できる状態を作ってから判断します。


判断基準

ここまでできれば、


・保険の種類が分かる
・不要なものが見える
・相続への影響が分かる


この状態になれば、

次に進めます。


この後につながる動き

保険の整理は、ここに繋がります。


・支出の見直し
・資産の整理
・相続設計


単なるコストではなく、

全体設計に関わります。


まとめ

保険は

内容から見ると止まります。

通帳から確認します。

そのうえで

・整理する
・見直す
・相続まで考える

ここまでできれば、

次に進めます。

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