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親の確定申告|配当の入力で迷うポイント(課税方法の選択と実務の進め方)

親の確定申告|配当の入力で迷うポイント(課税方法の選択と実務の進め方)

はじめに

親の確定申告で、
止まりやすい作業の一つが配当です。

・入力する必要があるのか
・特定口座なら不要ではないのか
・どの課税方法を選ぶのか

制度と入力が同時に出てくるため、
ここで止まります。

実務でも、
配当が出てきた時点で難易度が上がります。


最初にやること

配当は、入力の前にこれを決めます。

課税方法です。


課税方法は2つ

配当は次のどちらかを選びます。


■ 総合課税

年金などと合算して課税します。

配当控除が使えるため、
還付になるケースがあります。


■ 申告分離課税

配当だけを分けて課税します。

株の損失と通算する場合に使います。


ここを間違えると影響が出る

課税方法によって、

・所得税
・住民税
・後期高齢者医療
・介護保険

が変わります。

入力よりも前に、ここを決めます。


入力の流れ(全体)

順番は次のとおりです。

① 課税方法を選択
② 配当を入力
③ 控除・税額を確認

※ 証券会社のデータを取り込む場合は、
取り込みが先になるケースもあります。


よくある間違い


■ 特定口座だからそのまま入力してしまう

源泉徴収ありの場合、

基本は申告不要です。

還付を狙う場合のみ申告します。


■ 課税方法を決めずに入力している

入力してから迷うと、
やり直しになります。

最初に決めます。


■ 配当控除を考慮していない

総合課税の場合は、

配当控除が前提になります。


■ 住民税の影響を見ていない

所得税だけで判断すると、

トータルで不利になることがあります。


実務で止まるケース


■ 配当の資料が分からない

確認するのは次です。

・年間取引報告書
・配当計算書


■ 複数銘柄がある

銘柄ごとに分かれていますが、

合計で考えます。


■ 入力画面で迷う

操作は複雑ではありません。

課税方法が決まっていれば、
画面に沿って入力できます。


判断基準

ここまで整理できていれば十分です。


・課税方法が決まっている
・配当の金額が分かっている
・申告するか決めている


この状態であれば、
入力は進められます。


まとめ

配当で止まる原因は、

入力ではなく課税方法です。

・先に課税方法を決める
・そのあとに入力する

この順番で進めれば、
迷わず対応できます。

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