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親の確定申告|医療費控除の入力で迷うポイント(対象範囲と実務の進め方)

親の確定申告|医療費控除の入力で迷うポイント(対象範囲と実務の進め方)

最初にここで止まる

医療費控除は、ここで止まります。

・どこまでが対象になるのか分からない
・いくらから使えるのか分からない
・入力の前に集計で手が止まる

入力以前に、
対象の判断と整理で止まるケースが多いです。


最初にやること

医療費控除は、入力の前にこれをやります。

対象の医療費を整理すること


対象になるもの

基本は次のとおりです。

・病院、診療所の支払
・薬局での医薬品
・通院のための交通費


対象にならないもの

ここで間違えやすいです。

・健康診断(異常なしの場合)
・美容目的の治療
・サプリメント


判断に迷う場合は、

「治療のためかどうか」

で考えます。


控除の基準

医療費控除は、

支払った医療費 − 保険金等 − 10万円

で計算します。

※ 所得が低い場合は基準が下がるケースあり


実務でやること

ここが一番重要です。


■ 医療費の集計

領収書をそのまま入力するのではなく、

まとめて集計します。

・医療機関ごと
・人ごと

どちらでも構いません。


■ 医療費控除の明細書を作る

e-Taxでは、

明細書の入力が必要です。

ここで

・支払先
・金額

を入力します。

実務での集計方法(効率重視)

医療費控除は、やり方で手間が大きく変わります。


■ 医療費のお知らせを使う

健康保険組合などから届く

「医療費のお知らせ」

を使うと、まとめて確認できます。


・医療機関ごとの金額が一覧で確認できる
・集計の手間が減る


ただし、

すべての医療費が載っているとは限らないため、

不足分は別途追加します。


■ マイナポータルを使う

マイナポータル連携を使うと、

医療費データをそのまま取り込めます。


・e-Taxと連携可能
・入力の手間が大きく減る


対応している医療機関や保険に限りはありますが、

使える場合は最優先です。


■ 領収書は補完として使う

基本は、

・医療費のお知らせ
・マイナポータル

を使い、

不足分だけ領収書で補います。


すべてを領収書で集計すると、

手間が大きくなります。


集計しない判断もある

ここも実務では重要です。


医療費控除は、
一定額を超えないと使えません。


・年間医療費が10万円以下
・所得の5%以下

この範囲に収まる場合は、

申告しても効果がありません。


この場合は、

あえて集計しないという判断もあります。


手間と効果のバランスで考えます。


よくある間違い


■ 家族分を分けてしまう

医療費は、

生計を一にする家族分を合算できます。


■ 保険金を差し引いていない

入院給付金などがある場合、

その分は差し引きます。


■ 交通費を入れていない

通院の交通費も対象です。

見落としやすいポイントです。


実務で止まるケース


■ 領収書が多すぎて進まない

この場合は、

細かくやろうとしないことです。

まずは合計を出します。


■ 医療費控除を使うべきか分からない

医療費控除は、

所得や控除状況によって効果が変わります。


▶ 関連記事
親の確定申告|医療費控除は使えるか(判断基準)


■ 入力画面で迷う

操作自体は難しくありません。

対象が整理できていれば、
画面に沿って入力できます。


判断基準

ここまでで十分です。


・対象の医療費が整理できている
・保険金を差し引いている
・合計額が出ている


この状態であれば、
入力は進められます。


まとめ

医療費控除で止まる原因は、

入力ではなく整理です。

・対象を判断する
・金額を集計する
・そのあとに入力する

この順番で進めれば、
スムーズに対応できます。

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